ザシアン+硬化ディアルガ[S27最終119位 レート2005]
[初めに]
SHOGINGです。
S27シングルレートお疲れさまでした!
今期こそ結果を残そうと頑張りましたが、結局最終日勝ちきれず最終二桁にすら残れない結果に終わりました。
思考整理・反省として、一応簡潔に記事を書かせていただくので、もし参考になる点があれば吸収していただけると嬉しいです。
結果を残せず、ちょっとネガティブに書いてしまうかもしれませんがご了承ください。
以下常体。
[PT]
[コンセプト]
①ザシアンオーガを含めた各禁止伝説の組み合わせに対する対応力
②ザシアンの圧 → 詰ませと崩しの動き
③対面的な選出による最低限度の誤魔化し
①:ザシアン+ディアルガ(特殊の引き先)+ヌオー(物理の引き先)とすることで、環境の禁止伝説に不利を取らずに対応していくことを目的とした。受けを意識しすぎると構築パワーが落ち、勝率を保てないため、対応力を維持しつつ最低限殴り合っていけるような3匹の組み合わせ・型を考えた。
②:この環境でもザシアンが最強であるため、それらに対する引き先は制限されている。それらに対して、崩しや詰ませの動きへと移行できるビルドディアルガ・呪いどくどくヌオー・パワフルハーブテッカグヤを採用し、そのまま勝ちに直結できるようにした。
③:サイクルによる対応力を高めることがコンセプトであるが、もちろんこの超火力環境では、サイクルを回すのには適していない相手が存在(黒バド等)しているため、珠アタッカー(ランドロス)+ザシアン+襷枠(悪ウーラオス)の対面選出をすることで、不利な相手に対しても最低限の勝率を維持できるようにした。
[並びについて]
ザシアン+カイオーガの並びへの回答として、ザシアン+HDディアルガ+天然ヌオーを軸として採用。
↓
この並びだと、地面の一貫があるので、見かけ上ランドロスに強い+相手のザシアン受けのヌオーやネクロズマに引いて裏まで通すことが出来るパワフルハーブテッカグヤを採用。
↓
ここまででエースバーンが重すぎる+黒バド等のサイクルを回せない相手に対面的な選出をして最低でも五分五分で殴り合っていけるよう、AS珠ランドロスを採用し、襷枠として悪ウーラオスを採用。
最悪不利な相手でも、珠ランドロス+ザシアン+悪ウーラオスの対面的な選出でごまかすことにした。
[個体紹介]
ザシアン @くちたけん
性格 : 意地っ張り 特性: ふとうのけん
数値: 193(204)-244(252)-136(4)-x-137(12)-173(36)
A:特化
S:準速エスバ抜き抜き(テキトー)
残り:耐久(B<D)
[コメント]
最強ポケモンなのでPTパワーを高めるため仕方なく採用。
最近よく見るA特化ザシアンである。
技構成は最終日コロコロ変えていたが、結局この構成が技範囲・汎用性に優れており最適だと感じた。相手のダイマをいなし、最終的に電光石火圏内にいれて詰めていく立ち回りを心掛けた。
最終日相手の全ザシアンに後攻を取るSだラインだったのでこの調整はよろしくない。当初はザシアンに対してはヌオーに引けば良いと考えており、不毛なSライン争いをしないと考えていたが、結局Sが負けてる前提だと自由な選出が出来ない+ヌオーを切りたい場面で切れないといったことが生じるため、甘えずSラインはちゃんと考えるべきだったと反省している。Sを甘えたことが今期結果を残せなかった一因であるのは間違えない。
ディアルガ @カゴのみ
性格 : 生意気 特性: プレッシャー
技 : 竜の波動/じしん/ビルドアップ/眠る
数値: 207(252)-141(4)-141(4)-172(12)-165(236)-99
[調整意図]
ほぼHD特化 : 特化雨オーガの潮吹き確定2耐え
[コメント]
一見するとふざけた構成に見えるが、まじめに考えた結果この型が強いと思い採用した。
要素としては、チョッキディアルガ+鉄壁ボディプレディアルガを融合した型である。
HDに振ることにより、チョッキと同等の特殊耐久を実現することができるので、オーガに対して引くことができ、さらに眠るをすることで複数回サイクル参加+相手のダイマ枯らし+詰ませ+崩しを実現することが出来る。
相手視点は耐久値的にチョッキを警戒するため、2サイクル目で崩したり、強引にダイマで崩しに行こうとしてくるが、そこに対して思考のズレを利用することが出来る点が強いと感じた。ザシアンで対面圧をかけてオーガやサンダーなどの特殊ATにダイマを強制し、裏のディアルガに引き→眠る→ダイウォールでダイマを枯らしつつ切り返していく動きがPT全体をみた動きとしても強く、構築づくりの始点となった。
なぜ鉄壁ボディプレ型にしなかったというと、DM技が死んでるボディプレスを入れたくなかったからである。ビルドアップ+地震を採用することで、十分崩しを実現できるし、裏のザシアンに対する処理速度を上げつつ、ダイアースで特殊耐久をさらに硬化して相手を詰ませるといった動きが可能となる。地震は物理技であるため、オーガの瞑想等に付き合わずに削りを入れつつ硬くなれる点が偉いと感じている。
竜の波動は、ビルドを詰む前のダイマックスの打ち合いを考慮+ヌオーに対して止まらないように考えて採用した。当初はヌオーに連打しても問題なく、ダイドラグーンの火力が高いりゅうせいぐんにしていたが、最終日身代わりサンダーが急増し、ビルドを詰んでるのに舐めて突っ張りまくってくるプレイヤーが多数いたため、連打できる竜の波動にし、身代わりを壊しつつ羽のタイミングで地震を合わせることで、こちらから自発的に崩しに行けるようにした。
ホントの最終盤では型を一点読みされた動きがされ、キモイタイミングでオーガやサンダーにダイサンダーを打たれたりしてイライラしたが、それを考慮しても十分戦っていける型だとは感じているため、結果を残せなかった自分の実力不足を反省している。
ちなみに、先日のガラルユナイトという仲間大会で景品として頂いた色違いディアルガです。運営の方々・パートナーのもやしさん、その節は大変ありがとうございました。
テッカグヤ @パワフルハーブ
性格 : 控え目 特性: ビーストブースト
技 : エアスラッシュ/パワフルハーブ/みがわり/やどりぎのたね
数値: 173(4)-x-123-174(252)-121-113(252)
[調整意図]
CS特化
[コメント]
ランドロスやマンムーなどの地面枠に強く、ザシアン受けのヌオー・ヌケニン・ネクロズマに崩していけるため採用した。
残飯型ではなく、アタッカーにしている理由としては、裏のサンダーやイベルタルに対して刺していける+ジガルデ等でも止まりづらいため選出しやすくなるためである。
相手のザシアンやネクロズマに対する遂行速度を高めたかったので、身代わりの枠をだいもんじにしようか悩んでいたが、状態異常や宿り木に耐性を持て、なんやかんやで偉い身代わりにした。どちらも良し悪しはあるため、身代わりが正解だったかは分からない。
実際かなり強かったので良く頑張ってくれたと思う。ザシアン+テッカグヤは、相手のエスバやサンダーに対する回答が用意できれば、もっと流行ってもよい並びではないかと感じている。
ヌオー @ゴツゴツメット
性格 : ずぶとい 特性: てんねん
技 : じしん/自己再生/どくどく/のろい
数値: 202(252)-105-150(252)-x-86(4)-55
[調整意図]
HB特化
[コメント]
ザシアン・ジガルデ・ネクロズマ等の引き先となり、裏に対しても負荷をかけていけるポケモンである。
ちょっと技構成が特殊なヌオーであるが、良くも悪くも色々欲張った構成となっている。
どくどくはジガルデ・ルギア軸等の詰ませに対する崩しとして採用。
呪いはネクロズマ等の毒が入らないポケモンに対しても崩していけるよう採用し、同時に要塞化して詰ませることが可能となる。
持ち物はザシアンに対して引いたときにアドを取れるゴツメにした。ゴツメで削ってザシアンやディアルガの攻撃圏内に入れることを目的としている。しかし、こちらのザシアンのSラインが低く、削った後に結局こちらのザシアンが攻撃を受けてしまうため、ヌオーを残しとかなきゃいけない盤面が増え、立ち回りが縛られた結果、後手に回ってしまうのはよろしくなかった。無限回ザシアンに引けるヌオーを採用したとしても、ザシアンのSラインは甘えないべきであると最終日を通して学んだ。
ランドロス @いのちのたま
性格 : 陽気 特性: 威嚇
数値: 165(4)-197(252)-110-x-100-157(252)
[調整意図]
AS特化
+1で黒バドを抜けるよう最速
[コメント]
珠アタッカー枠であるが、PTがエースバーンで崩壊するので、一番ごまかせるランドロスを採用した。
ホウオウやネクロズマ軸を崩せて、シンプルに強かったので悪くはないポケモンだと思う。
ウーラオス @気合の襷
性格 : いじっぱり 特性: ふかしのこぶし
技 : 暗黒強打/インファイト/不意打ち/カウンター
数値:176(4)-200(252)-120-x-80-149(252)
[調整意図]
AS特化
H4はカウンターでのダメージ意識
[コメント]
普通の襷ウーラ。黒バドに最低限戦える襷枠として採用し、サイクルを回せない相手に対して対面的な選出をできるようにした。
テンプレなので特に言うことはないが、カウンターは一度も打たなかった(大体強打+不意打ち+ザシアンの石化で削りきれるので打つ必要がない)ため、ウォール媒体となり、結果的にジガルデや耐久サンダーに刺していける挑発にすべきだった。朝9時前に10位くらいのジガルデ構築と当たり、勝ったらレート2000の団子から抜け出せる状況で、ウーラオスの死に際に麻痺って不意打ちが打てないことが敗着となったのでそういう点でも挑発を採用しなかったのは良くなかったと反省している。
[選出と立ち回り]
禁止伝説の組み合わせ数が多いため、基本的にはその場で考えていた。いくつかの代表的なパターンを紹介する。
ザシアン+ヌオー+ディアルガ
→構築のコンセプトの並び。ザシアンオーガに有利を取れるのでそれらに投げる。ザシアンで対面殴り、物理にはヌオー、特殊にはディアルガで対応し、最終的にザシアンで崩すorディアルガ・ヌオーで詰ませる動きをゴールとしている。
→鋼三体の組み合わせであるが、意外と相性補完は悪くない。ネクロズマ+イベルタル等に刺していく。
→ジガルデ・ネクロズマ・ルギアなどの詰ませが考えられる場合に選出するパターンであるが、全選出パターンで一番パワーが低いのは良くない点であった。
ランド+ザシアン+ウーラオス
→サイクルが回せない黒バド等に対する対面的選出である。この選出をするときは、結構キツイ相手で対面的に誤魔化すということなので、多分勝率5割程度である。
[結果]
TN:SHOGING
最終119位、レート2005
[最後に]
ここまで記事を読んで下さり、ありがとうございました。
今期は色々な構築を試していく中シーズン中盤までは2ロム・3ロムで二桁順位は維持できていたので、最後結果を残せなかったのは悔いがあります。2シーズン連続で最終日勝ちきれないのはさすがにメンタル来てますが、切り替えていこうと思います。
反省点はいくつかあるので、今後改善してこの環境で最低でも一度は結果を残せるよう頑張っていきたいと思います。