柔軟受け積みサイクル[S16最終66位,レート2051]
[初めに]
SHOGINGです。
S16シングルレートお疲れさまでした!
今期はあまりやる気はなかったですが、最終日の夜0時に2000位から二桁まで順位を爆上げできたので、簡単に記事を書きたいと思います。
[構築経緯]
[コンセプト]
受けサイクルに積みの要素を加えることで、立ち回りに柔軟性を持たせる
前期の構築では、完全な受けサイクルにより、相手のPTに全対応することを目標に考えていたが、S15に比べて型の多様化(例:両刀イベルタル)や、自身のPTの型バレにより、相手に対応するだけの構築では勝率が安定しないと感じたため、自分から勝ち筋を作り出せる積み展開の要素を加えることにした。
前期ホウオウ軸を使っていたが、日食ネクロズマはザシアンに強く、カイオーガに弱いという点が共通しているため、考え方のベースを大きく変えずに構築を組むことが出来た。
[並びについて]
環境トップのザシアンに強く、サイクル適正、詰ませ性能、ダイマ性能の高い日食ネクロズマを軸として考えた。また、3/1時点でオーガサンダーの並びが環境に蔓延することが予想できたのでそれらのガンメタとして、ホウオウ軸の構築に貯水ガマゲロゲを使おうと思っていたが、日食ネクロズマ軸でも同じように運用できるため、この2体の並びから構築を考えた。
↓
起点づくりができてネクロズマが苦手なエースバーン、ランドロスに強いカバルドンを採用。最初は起点作成の型で用いていたが、自分の肌に合わず、エスバやランドがラムを持っていたら試合が崩壊するので、結局前期使用していたHBアッキにして最低限殴り合えるような型にした。
↓
日食ネクロが苦手なイベルタル、黒バドレックスに一般ポケである程度対応できる駒としてHDブラッキーを採用。起点作成もできるのでネクロズマとのシナジーは良かった。
↓
悪ウーラオスがシンプルに重いので、サンダーを採用。他のポケモンで十分受け性能が高いので、相手に負荷をかけられる珠を持たせた。崩し、対面操作、詰ませができる万能ポケモンであり、全一般ポケモン最高のスペックを持っていた。
↓
ナットレイやラッキーが突破できないので受け崩し要因として鉢巻悪ウーラオスを採用。燕返しを持たせることでムゲンダイナ入りの受けループを崩すことが出来る点を評価した。
[個体紹介]
日食ネクロズマ @弱点保険
性格 : わんぱく 特性: プリズムアーマー
技 : メテオドライブ/アシストパワー/コスモパワー/あさのひざし
数値: 204(252)-177-179(124)-119-146(132)-97
HB:意地鉢巻ウーラオスの暗黒強打確定耐え
D:できるだけ高く(総合耐久意識)
ザシアンに強く、カイオーガに弱めな伝説枠。
正直めちゃくちゃ強かった。弱点突かれる相手がむしろ有利対面になっているのが恐ろしすぎる。一度コスモパワーを積んだだけで突破できない相手も多く、上位帯であってもイージーウィンを量産してくれた。
使った経験が浅く、HP管理を怠ったために強引なダイマで突破されてしまった試合がいくつかあったので、今後の改善点だと感じている。
ちなみに、最終日2回ジガルデと当たったが、どっちも打ち勝ったので本当にタイプ相性の感覚が麻痺してしまった。
ガマゲロゲ @カゴのみ
性格 : おだやか 特性: 貯水
技 : 熱湯/どくどく/ステルスロック/眠る
数値:212(252)-x-104(68)-105-130(188)-94
HB:陽気鉢巻ウーラオスの 暗黒強打確定耐え
HD:特化カイオーガのダイアイスを霰ダメ込みで2耐え、特化カイオーガのレイビ3耐え
本構築のMVP。カイオーガ軸にめっぽう強い。毒やステロで相手に負荷をかけながら、眠るである程度生き延びられるのが強かった。
型がバレにくいのが最も偉く、初手に投げるとダイマをケアしてランドロスは引いてくれるし、サンダーは羽休めを打ってくれるので、毒が無償で入ったりして、初手で降参みたいな試合もいくつかあった。
ただ、カイオーガに凍らされた時の絶望感が半端ない。
終盤になるにつれてカイオーガが絶滅したが、普通の相手でも水の一貫を切る役目として多く選出し、活躍してくれた。
よくブサイクと言われるが、使用者視点からはたくましい後ろ姿しか見えなかったため、きっと私のガマゲロゲは毒やステロをしっかりばらまくことが出来るイケメンだったと信じている。
カバルドン @アッキのみ
性格 : 腕白 特性: すなおこし
技 : じしん/氷の牙/怠ける/あくび
数値: 215(252)-132-187(252)-x-93(4)-67
HB特化
カバルドンはこの型がやっぱ一番強い。
エースバーン、ランドロスの安定した引き先になれ、氷の牙で浮いている相手を殴ることが出来るのが非常偉い。
はじめは起点作成型として使っていたが、何が強いのか理解できなかったので、最終日夜に使い慣れている型にして正解だった。
ブラッキー @たべのこし
性格 : 慎重 特性: シンクロ
技 : イカサマ/あくび/ねがいごと/まもる
数値:202(252)-85-130-x-200(252)-86(4)
HD特化(黒バド、特殊イベル意識)
ネクロズマの苦手な黒バド軸、イベルタル軸のクッション役として採用。
特に言うことはないが、出した試合は無難に活躍してくれた。
毎ターンの技選択が全部正解に見えるため、意外と使いこなすのにはセンスがいる気がするが、昔ブラッキーを使った経験があったため、それほど選択ミスは多くなかったと思う。
性格 : 意地っ張り 特性: ふかしのこぶし
技 : あんこくきょうだ/インファイト/不意打ち/つばめがえし
数値: 175-200(252)-120-x-81(4)-149(252)
AS特化
ナットレイやラッキー入りの構築を崩すために採用。
ほぼテンプレなので言うことがないが、つばめがえしはムゲンダイナ入りの受け構築を崩すために入れた。しかし、なぜか最終日当たった受けループは全てネクロズマ一匹で崩壊したので、入れた意味は正直なかった。
多分選出圧力はすごかったと思うので、強いポケモンはやっぱり入れ得だなと感じた。
サンダー @命の珠
性格 : 臆病 特性: せいでんき
技 : ぼうふう/ライジングボルト/ボルトチェンジ/はねやすめ
数値: 165-x-106(4)-177(252)-110-167(252)
CS特化
ザ・テンプレすぎて本当に言うことがない。
ウーラオスやイベルタルに強く出れて対面操作もでき、ダイマ適正もトップクラスにあり、せいでんきやぼうふうの上振れができるので採用した。
はじめはバトンタッチを入れてダイジェット後にネクロズマにつないで詰ませるという夢見がちな動きを想定したが、当然成功する確率が低く、成功する試合はそんなことをしなくても勝つことが出来る場合がほとんどだったので、無難に便利な羽休めに変更した。
レート最終日の構築に初めてサンダーを持ち込んだが、本当に入れ得ポケモンなんだなと思った。
せいでんきは最終日全くと言っていいほど引かなかったが、裏を返せば引く必要がなかったためむしろ良かったとも言える。
[選出]
@2はきついポケモンに対応できるのを選ぶ。
試合展開を思い描きながら3匹選出すれば大体間違えない。
[結果]
最終66位/レート2051/TN:SHOGING
[レンタルパーティ]
使いたい方はご自由にどうぞ
[最後に]
ここまで記事を読んで下さり、ありがとうございました!
シーズン中盤にPTをつくったものの、全くモチベがなく、終盤まで全然勝てなかったのですが、最終日夜0時からちょっとポケモンを弄って潜ったらたまたま勝ちまくったっていうシーズンになりました。
前期17位をとり、ムゲンダイナカップに出場してから、ポケモンというゲームに対する理解度が少しだけ上がったことが上手くいった要因な気がしてます。
このまま2桁順位を安定して取る実力を保ちつつ、もう一段上の順位を取れるようになりたいと思います。
最後になりますが、本記事を読んでいただきありがとうございました。
来シーズンも頑張りますが、もしかしたらモンスターハンターになってるかもしれません。
そろそろこのルールお腹いっぱい....
環境禁止伝説全対応サイクル[S15最終17位,レート2124]
[初めに]
SHOGINGです。
S15シングルレートお疲れさまでした!
今期は過去最高順位を更新することができ、目標としていたムゲンダイカップ出場圏内の30位以内を取ることが出来て非常に嬉しいです。
記事を出すのが物凄く遅くなってしまいましたが、新環境におけるサイクル構築の組み方の参考になれば幸いです。
[構築経緯]
[コンセプト]
禁止伝説による超火力環境でも有利サイクルを成立させる。
新環境に変わり、今までにない高火力を容易に出すことが出来るポケモン(ザシアン・カイオーガ等)や、反則的な積み技による崩し(ゼルネアス)が台頭し、一般ポケでサイクルを回すのは非常に厳しいと感じていた。
そもそも、禁止伝説に対して一般ポケが後出しから対処しようと考えること自体が傲慢であり、禁止伝説に受けだせる一般ポケモンを探すという前提から考え直そうと思った。
本構築における解決策として、多くの禁止伝説に対して対等に殴り合えるホウオウで対面の圧力をかけ、物理・特殊受けのスペシャリストとなる一般ポケモンを裏に控えることで、二体に役割を分散させることによりサイクルを回すことを実現した。
[並びについて]
ホウオウ(両受け)+カバルドン(物理受け)+ラッキー(特殊受け)の軸によりほぼすべての構築に対応できるためそこからスタート
↓
ホウオウでは環境上位のカイオーガに不利を取りやすく、ガマゲロゲなどのダイマ水アタッカーが非常にキツイため、水の一貫を切りながら汎用性高く扱えるラプラスを採用
↓
身代わりムゲンダイナ入りが非常にきつく、また壁展開が非常に面倒だったので、珠すり抜けドラパルトを採用。低速サイクルの穴を埋めてくれて非常に使用感は良かった。
↓
ゼルネアスに対して薄く、一度ジオコントロールを積まれたらゲームが終わりかねないため、ホウオウと二枚で見ることより対応の効くHD天然ピクシーを採用。採用率こそ低いが、詰ませにくる禁伝(ルギア、ジガルデ、ギラティナなど)にめっぽう強いため、居るだけ変な伝説枠に対応できるという安心感があった。
[個体紹介]
ホウオウ @あつぞこブーツ
性格 : わんぱく 特性: 再生力
技 : せいなるほのお/ブレイブバード/じしん/自己再生
数値: 213(252)-152(12)-150(212)-x-175(4)-114(28)
S:+1で最速ウツロイド抜き,麻痺を入れたザシアン,バドレックス抜き
A:無振りザシアンをダイバーンで確定一発
H:特化(3n)
B:できるだけ高く(ザシアン意識)
D:端数
本構築の核。裏のカバルドン、ラッキーと組み合わせることで相手の伝説枠を見る。受け駒として使うのではなく、飽くまで物理、特殊と広く殴り合えるサイクルの核として用いた。
最低限の火力があるダイジェットを使えるためダイマ適正が高く、また、せいなるほのおのやけどの上振れや、再生力によるHP確保など、色々な勝ち筋を追うことができるので使い心地は良かった。
裏に引く可能性のある中でダイマックスをする動きが強く、上手くかみ合えば相手の崩しのポケモンを突破することができ、そのまま受けサイクルが成立するのが強い勝ち筋となった。
よくある動きとして、ホウオウで対面圧をかけることで相手のダイマックスを強要し、裏のカバ・ラッキーに引いて相手のダイマをいなし、再度ホウオウを展開することで相手を詰めていくことを行った。
このルールにおいて禁伝枠を選出しないのはその時点で少し不利をとるため、ホウオウは基本的に全ての構築に出すことが出来る点が個人的に評価が高い。
カバルドン @アッキのみ
性格 : 腕白 特性: すなおこし
技 : じしん/氷の牙/怠ける/あくび
数値: 215(252)-132-187(252)-x-93(4)-67
HB特化
分かりやすい物理受け。
ホウオウで不利をとるランドロスやドリュウズ、ガブリアスなどに受けだして切り返していく。氷の牙を警戒されることが少なく、剣舞を積んだランドは基本的に突っ張ってくるのでダイアイスで倒してそのまま有利サイクルを維持して勝利する展開が多かった。
アッキの実を持たせることにより、1サイクル限定ではあるが、物理に対して最強の受けゴマとなる。ダイアースと合わせることで要塞化する動きが強かった。
ザシアンに対してもアッキのみを消費することで1度だけ受けだしが可能になるため、ホウオウ交代読みでワイルドボルトを打ってきそうな場面に対しての中間択が取れるのが非常に強かった。
※ホウオウと組み合わせる物理受けとしてヌオーが良く挙げられるが、個人的には、もともとのスペックが低いのに加えて、メタを張られている状況下で使うのは難しいと感じている。
ラッキー @しんかのきせき
性格 : 図太い 特性: 自然回復
技 : 地球投げ/でんじは/身代わり/卵産み
数値:325-x-62(252)-x-142(132)-86(124)
S:麻痺状態のウツロイド抜き,60族意識
B:特化
D:あまり
分かりやすい特殊受け。
ホウオウと組み合わせることで、イベルタルやバドレックスなど超火力特殊アタッカーを安定して見ることができる。インフレ環境において、ラッキー以外の特殊受けでは基本的には成立しないため、このポケモン以外の選択肢はないと感じている。
ウーラオス対面を安易に作るとサイクル崩壊しかねないので、交代読み電磁波や身代わりを残す動きを常に意識していた。
黒バドレックスは基本的に身代わりを持っている前提で行動する必要があるため、交代読みか相手がダイマックスを切ったタイミング以外ではでんじはを押さないようにした。
性格 : ひかえめ 特性: ちょすい
技 : フリーズドライ/泡沫のアリア/絶対零度/10万ボルト
数値: 223(140)-x-101(4)-150(252)-122(52)-88(60)
C:特化
S:60族意識(ラッキーの上取れるくらいまで)
HD:臆病カイオーガのかみなり2耐え
汎用性の高い水の一貫を切れる枠として採用。終盤増加したガマゲロゲ入りには絶対選出する。水の一貫を構築段階で切ることが非常に重要であり、ダイストリームを打ちづらくさせるだけでも非常に機能した。
ガマゲロゲホウオウ対面では、一度ラプラスに引き、相手がダイマを切ろうが切らまいがもう一度ホウオウに引くことで、ダイマターンを2ターン消費or有利対面が作れるので、その動きを徹底した。
構築全体のパワーが低いので、基本的に突破できない相手(ナマコブシやドヒドイデ)に対しては絶対零度を打つことでごまかした(一発当たったら即TODする)。3回は最低でも打てるような立ち回りを徹底し、一度も当たらなければ割り切る(3回中一度でも当たる確率は約65%なのでレートの期待値的にも見合う)ようにあらかじめ決めていた。
ドラパルト @命の珠
性格 : いじっぱり 特性: すりぬけ
技 : ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/りゅうのまい/みがわり
数値: 163-189(252)-95-x-96(4)-194(252)
壁展開、みがわりムゲンダイナ、日食ネクロズマがきつかったので採用。龍舞を一度積めば相手はダイマを切らざるを得なくなるので、身代わり→身代わり→ダイウォールで相手のダイマを枯らして、そのままドラパルトを通して勝つ試合が多かった。
意地っ張りにすると、最速ムゲンダイナやミュウツーなどの130族に上を取られるが、相手視点からは分からないので問題視しなかった。それ以上に受けを崩す際の確定数が変わることが利点である(例:HDバンギに対して+1ダイドラグーンでほぼ1発)ので、意地っ張りでの採用が正解だったと感じている。
身代わりムゲンダイナ軸には選出するが、アタッカームゲンダイナにはラッキー単体で対応できるため、どちらの型なのか選出画面で判断することが重要となる。ドラパルト選出時は身代わりムゲンダイナだと割り切っているため、ムゲンダイナ対面は龍舞を押すことを徹底した。
龍舞を1度積めばそのまま3タテすることも多く、なぜドラパルトがオワコンと言われているのか疑問でしかない。
ピクシー @たべのこし
性格 : おだやか 特性: てんねん
技 : ムーンフォース/めいそう/コスモパワー/つきのひかり
数値:202(252)-x-94(4)-115-156(252)-80
HD特化(ゼルネアス意識)
対ゼルネアス、バトン絡み、ねちっこい積み構築に強い駒として採用。ほとんど選出することはなかったが、選出時には勝負を決定づけるほどに活躍してくれた(最終戦もゼルネアスをボコボコにしてくれた)。
2桁順位達成時にはいつも構築に入っていおり、こいつが如何に能力値が低いかを理解した上で使うことができたため、最大限力を発揮させることができたと思う。
ゼルネアスに対しては、ホウオウと2枚で見ることで安定して対応可能となる。立ち回りとしては、ホウオウで対面圧をかけて、ジオコントロールのタイミングでピクシーを出す。瞑想を打つタイミングと相手のダイフェアリーのタイミングが合うと突破されてしまうため、月の光で様子見しながら、ムーンフォースを打ってくるタイミングで瞑想を積むことが出来れば対応することが出来る。
ラプラスのキョダイセンリツから即引きでピクシーを出すことで、瞑想やコスモパワーを積む隙ができるので、バトン構築で物理アタッカーが来ても対処可能となる。
※余談ではあるが、私のアイコンは相棒のドヒドイデであるが、そろそろピクシーに変えたいという気持ちが少なからずある。
[選出]
崩されないことを第一に、先に数的優位をとれるような選出を心掛ける。
ホウオウ+1で相手の禁止伝説枠に対応し、残りの一枠をどうするかを慎重に決める。
※大体初手ホウオウが安定
[各対禁止伝説構築への対応]
・vsザシアン(+サンダーラプラス)
→ホウオウ+ラッキー+カバルドン
ザシアンをホウオウ+カバで見て、サンダーをラッキーで対応する。
ザシアンラッキー対面を極力作らないようにし、サンダーラッキー対面を作るように意識する。サンダーラッキー対面でザシアン引きに電磁波を入れればホウオウで上を取れるので勝ち濃厚となる。数的不利を取るとサンダーでTODされるので注意。
※ガマゲロゲがいる場合にはラッキーかカバのどちらかをラプラスに差し替える。
・vsカイオーガ(+ナット+サンダー)
→ホウオウ+ラッキー+@1(ラプラスかドラパどっちかは出したい)
プレイングスキルが一番求められるサイクル対決となる。構築相性は微不利だが、カイオーガ入りにに勝てないようではホウオウを使う資格はないと感じている。
相手のPTの組み合わせに応じて目指す勝ち筋が変わってくるので言語化するのが難しい。
とりあえず重要なことは、できるだけ早く(選出画面で)カイオーガの持ち物がスカーフなのか火力アップアイテムなのか、残飯なのか、チョッキなのかを判断することである。もし、火力アップアイテムだと予想されるなら、1サイクル目からラッキー引きが成立しなくなるので要注意である。ドラパルトやラプラスで水技を牽制しつつラッキーで受けだしてサイクルを回すのか、それともホウオウラッキーでサイクルを回すのかを間違えないようにすることが大切である。
・vsイベルタル
→ホウオウ+ラッキー(+カバルドン)
S15環境では特殊イベルタルがほとんどを占めていたので、ホウオウ+ラッキーの二枚でイベルタルを見るようにしていた。ダイアークでラッキーのDがダウンするのが怖いので、ホウオウと交代して解除したり、ダイウォールを絡めることで相手のダイマックスをいなしていくことを重視した。
ダイマックスのタイミングを間違えなければ大体勝てる。
vsバドレックス
→ホウオウ+ラッキー(+カバルドン)
ホウオウとラッキーの二枚で対応する。ホウオウで対面圧をかけて相手がダイマックスを切るタイミングでラッキーを出して電磁波を入れて2サイクル目のホウオウで処理する。安易にラッキー黒バド対面を作ると身代わり起点になるので注意しながら立ち回る。
vsゼルネアス
→ホウオウ+ピクシー@1
ホウオウで圧をかけつつピクシーで積んだゼルネアスを対処する。基本的には対応可能な有利マッチであるため、プレイングを間違えなければ大体勝てる。
vsネクロズマ
→ドラパルト+カバルドン(+ラッキーorホウオウ)
意外とキツイ。ドラパで龍舞を一度積めば大体勝てるが、相手は簡単には許してくれないので立ち回りの工夫が必要。
処理としては、相手のダイマックスをカバルドンでいなしながらあくびを入れて、ドラパの龍舞→ダイホロウで崩していく。
眠りターン数で決着することも多く、割とシビアであった。
vsムゲンダイナ
→身代わり持ち:ドラパルト@2
身代わり無し:ホウオウ+ラッキー(+カバルドン)
身代わり持ちは初手に来るので、ドラパで龍舞を積んで、ダイマックスで1体とばしてTODに向かう。
身代わり無しはホウオウラッキーのサイクルで対応。TODになることも多いが、ラッキーのHPが高いので総量勝負に持ち込めば行ける。一般ポケにダイマを切ってくるので、そのタイミングでこちらのダイマックスを合わせることが重要。
[結果]
最終17位/レート2124/TN:SHOGING
[レンタルパーティ]
使いたい方はご自由にどうぞ
ちなみに、IDの"5"を"S"にしてもなぜか使えます。
[最後に]
ここまで記事を読んで下さり、ありがとうございました!
今シーズンは30位以内を目標に一カ月間取り組んでいたので、達成することができ、非常に嬉しく思います。
竜王戦には参加していなかったため、シーズン序盤は右も左も分からず構築をどう組めば良いのか行き詰っていましたが、最終的には自分の思い描いていた立ち回りができるような構築に仕上げられたので良かったです。
私は構築を組む際、特に軸となる並びが極力多くの構築に選出できるかを脳内でシミュレーションしながら組むようにしています。なぜなら、シングルバトルは6体の内から3体しか選出できないため、キツイポケモンを単体のポケモンで見ることを考えていても他のポケモンにはあまり通っていなくて、結局は選出できないということが多々あり、軸の汎用性自体の高さが勝率に直結していると考えているからです。
今回の構築は、ホウオウ+カバルドン+ラッキーという、多くの相手に基本選出を歪ませることなく対応できる並びを見つけることが出来たのが勝因だと感じています。
このように軸となるポケモンがどの構築に対してもブレずに選出できることを、「軸のロバスト性が高い」と私は勝手に呼んでいますが、結構重要な要素だと思っています。
机上論では最強の構築を作っても、なんか思い通りいかないなぁと感じている人は、軸のロバスト性が十分にあるかをチェックしてみるといいかもしれません。
本構築はその一例でしかないですが、これからの構築造りの参考にしてもらえれば幸いです。
最後になりますが、本記事を読んでいただきありがとうございました。
来シーズンもある程度は頑張ります!
難解ポリヒトデピクシー[S9最終51位/レート2091]
[初めに]
SHOGINGです。
S9シングルレートお疲れさまでした!
今期は過去最高順位を更新することができました。
来期は使用率トップポケモンが使えなくなり、環境が大きく変わるのは確定していますが、受けサイクル構築を組む際のヒントになれば良いと思います。
[構築経緯]
[コンセプト]
受けと攻めの両立、選択
前提として、一つの勝ち筋を追うのではなく、あらかじめ複数の強い勝ち筋を用意しておき、相手の構築に合わせて一番太い勝ち筋を選択できるようなパーティを目指した。
具体的な強い勝ち筋とは、
・ピクシーによる詰ませ
・受け主体による相手のダイマ枯らし(交代するだけで優位をとる)
・両刀エースバーンによる前のめりに来た相手への奇襲
・ガラガラの超火力による相手のサイクル崩壊
・トリックルームによる切り返し
・意図的なTODによる逃げ切り
詳細は個体紹介の項で述べる。
この中から1,2個の勝ち筋を通していくが、相手の構築に合わせてどんなプランで戦うのか選出時にイメージしておくことが非常に重要だと考えている。
[並びについて]
ポリ2解禁により、7世代に使っていたポリヒトデの並びが使えるので軸として採用
↓
今の環境では、身代わり瞑想や悪だくみなど、強力な積み技に対して、この2体では一瞬で崩されてしまうので、これらの能力上昇をケアしながら、相性の補完もある程度取れるHDピクシーを採用。 使っていくうちにこのポケモンが詰ませ性能が異常に高いことに気づき、強力な勝ち筋として動かすようにした。
↓
選出圧力として機能し、相手が意識しなければサイクルを一瞬で崩壊させる性能を持つ珠エースバーンを採用。 HBギャラやカバルドンがいるだけで出したい構築に出せないのは辛いと感じたので、両刀で使用した。
↓
相手のエースバーンに対して薄く、また地面の一貫も切りたかったのでHBギャラドスを採用。 眠るを持たせることで極力過労死しないようにしている。
↓
ここまで電気の一貫が切れていなく、ジバコイルやパッチラゴンにボコボコにされてしまうので、トリックルームによる切り返し枠としてガラガラを採用。 剣舞からの超火力により、対受け構築にも刺していける。
[個体紹介]
ドヒドイデ @黒いヘドロ
性格 : 穏やか 特性: 再生力
技 : ねっとう/どくどく/自己再生/トーチカ
数値: 157(252)-x-191(148)-73-193(108)-55
HDベース
B:特化ハチマキゴリランダーのGF下ウッドハンマー最高乱数以外耐え
悪ウーラオスの暗黒強打を黒いヘドロ込みで大体2耐え
D:極力高く
(D>BによるDL対策)
一番信用しているHDドヒドイデ
個人的にHDドヒドイデが好きであるが、今の環境だと、最低限Bをここまで降らないと物理アタッカーに崩されてしまうので、このような調整となった。
シーズン序盤は、相棒枠としてPTに入れていても、ほとんど選出させることができなくて悩んでいた。やはりピンで入れるのでなく、こいつを中心として周りでしっかり固めてあげることが構築を組む際重要である。
本来役割対象であったアシレーヌやニンフィアは全員身代わりを持っているので、後述するピクシーと見るようにしてた。
使い方としては、周りと協力して再生力を駆使しながら広く浅く受けていくイメージ。
基本的には初手で出して積極的に毒をばら撒いていく。
一般的にドヒドイデを使う場合は、黒い霧は必ず入れなければならないが、ピクシーと組んでいるときに限り、代わりにトーチカを採用することが許されている。やはりトーチカを使えるドヒドイデは10倍扱いやすくなる。
具体的には眼鏡ジバコイル対面でのガラガラ交代読みするかの択に対する安定行動がとれるなど。
ウーラオスは通常時は貫通するが、なぜかウーラオスがダイマックスしているときはダイマックス技が1/4ダメージになるというバグがある(結構利用した)。
性格 : ずぶとい 特性: トレース
数値: 191(244)-x-156(252)-125-117(12)-80
古くからのドヒドイデの親友。
やっぱりこのポケモンはチート級の強さがあった。
物理・特殊どちらも見ることができ、剣舞や龍舞による崩しに対してもトリックルーム→イカサマの流れで切り返していけるのが本当に強かった。
トリックルームはガラガラと組み合わすためだけではなく、ポリ2退場後に、ピクシーが上から瞑想を打ててキッスの怯みに怯えずに済んだり、ヒトデが身代わりを打たれる前に上からどくどくを打てたりと、色々な使い方があり便利であった。若干起点になりやすいため選出を控えることもあったが、構築の軸としてよく機能してくれたし、非常に手になじんで使いやすかった。
ピクシー @食べ残し
性格 : 穏やか 特性: てんねん
技 : ムーンフォース/願い事/まもる/瞑想
数値:202(252)-x-94(4)-115-156(252)-80
HDぶっぱ
本構築のMVP。
相手が特殊アタッカーしか残っていない状態で瞑想を一度積むことができれば勝ちが確定する。
選出時には、特殊積みアタッカーに対して投げながらサイクルを回していき、最終的に相手の特殊アタッカーとピクシーが残るような盤面になるように強く意識した。
ロトムやキッスの最近の流行として、耐久に努力値厚く振り、積み技で崩していく型が多くなっているので、単純な数値で突破されやすかったピクシーにとって追い風であった。眼鏡ミトムや珠キッスが上位でほとんどいなくなったのは本当に嬉しい限りである。
良くどや顔で出てくる身代わりポリ2,身代わり瞑想アシレーヌやニンフィアに格の違いを見せつけていた。
このポケモンは素の状態だと本当に脆いので、とにかくHP管理をしっかりすることが大切です。倒された瞬間負けに直結するので割れ物を扱うように慎重に動かしましょう。
エースバーン @命の珠
性格 : さみしがり 特性: リベロ
技 : オーバーヒート/エレキボール/とび膝蹴り/飛び跳ねる
数値: 155-172(164)-85-100(116)-95-168(228)
とび膝蹴り+巨大カキュウでHBカバを確定で倒せる
とび膝蹴り+エレキボールでHBギャラを倒せる
・陽気252振りとAが大体同じ
・B下降補正によりDLでCが上がらない
これらは、極力両刀であることがバレないようにするためである。
説明不要の両刀エースバーン。ゴリランダーやウーラオスなど、受けるのが困難な相手に出して崩していく役割を持たせている。両刀で採用した理由は、受けるのが困難で出さざるを得ない状況なのにギャラやカバがいるせいで選出ができなくなるのを防ぐためである。
あまり選出しなかったが、いるだけで選出圧力があるため、受けの選出を通しやすくするために必要な駒であったと感じている。
ギャラドス @カゴのみ
性格 : 腕白 特性: 威嚇
数値: 191(164)-145-143(244)-x-120-114(100)
前期二位の方が使っていた型を丸パクリした。ギャラドスは簡単に過労死するイメージがあるため、HBで使うなら眠るが必須であると感じている。
役割としては、相手のエースバーンを選出させづらくする、選出時での地面の一貫を切る、あくびループを抜け出す、ウオノラゴン入りの構築に対してエースとなる、などたくさんあり、補完枠として非常に優秀であった。
唯一辛いと感じたのはヒトデと同時選出したときに電気技の通りが良すぎてしまうことである。選出率はそこそこで、エースにも威嚇要因にも詰ませ枠としても使えたので、出した試合はよく働いてくれたと思う。
ガラガラ @太い骨
性格 : いじっぱり 特性: ひらいしん
技 : フレアドライブ/ポルターガイスト/骨ブーメラン/剣の舞
数値:164(228)-145(252)-130-x-100-69(28)
S:4振りカバルドン抜き
A:特化
H:あまり
ジバコ絡みのサイクル、パッチラゴン入り、対受け構築に選出する。一度有利対面さえ作ってしまえば、相手のサイクルに相当な負荷がかけられるので上手く有利対面をつくれるように立ち回った。
対パッチラゴンは初手ガラガラで相手のダイマックスを誘発し、ピクシー、ポリゴン2と上手に交換しながらダイマを枯らして、ポリ2のトリックルームで切り返すというキチキチなプレイングをせざるを得ないが、慣れれば6割くらい勝てたので何とかなった。
耐久は脆いので、まもるやトーチカと合わせながら慎重に交代する必要がある。
初めは上手に扱えなかったが、ヤンキーな技選択をするという7世代のメガクチートに近い使い方をすれば良いことに気づき、それ以降はうまく動かせたと思う。
受け構築に対しては、剣舞+ダイマックスで1体飛ばし、即TODに持ち込むという立ち回りを行った。
[選出]
崩されないことを第一に、先に数的優位をとれるような選出を心掛ける。
初手はドヒドイデが大体安定する。
よくある並び
・ドヒド+ピクシー+ポリ2orギャラ
: まずはこの並びで受けまわせないか考える。ピクシーで相手を詰ませる勝ち筋を強く意識
・ガラガラ+ギャラ+ヒトデorポリ
: ジバノラゴンに対する回答。ガラガラとジバコイルの対面を何とか作って先にサイクル崩壊させる。最後はギャラを通していくイメージ
・ガラガラ+ヒトデ+@1
: 対受け構築。ガラガラで1体持っていきヒトデでTODする。@1は攻めを厚くしたいならエースバーン、相手の積み技による切り返しを防ぎたいならピクシーを出す。
・エスバ+@2
サイクルを回すのが厳しいときの最終手段。具体的には、ゴリランダー+ウーラオスやラプラス入りの構築など。選出時はこいつで何とか荒らせるように立ち回る必要がある。今の環境エースバーンの対策が厚く施されているので、出すときは勇気が必要。
[結果]
最終51位/レート2091/TN:SHOGING
(午前2時で24位となったが勝ち続ける自信がなかったので撤退)
↑撤退時の順位(午前2時)
[最後に]
ここまで記事を読んで下さり、ありがとうございました!
今シーズンは50位以内を目標に取り組んでいたので、少々惜しい結果とはなりましたが、最高順位・最高レートを更新できたので嬉しいです。
50位以内、レート2100まであと一勝でしたが、今の自分の実力ではここが限界だと思ったので撤退しました。少々悔しいですが賢明な判断だったと思います。来シーズンはさらに順位を更新したいです。
PTの完成度としては、キツイ相手が多く環境にマッチしているとは言い難かったのですが、私が重要視している"粘り強く戦う"ことのできる構築になったのではないかと思います。
来シーズンはポリ2,ギャラ、エースバーンは使えなくなってしまいますが、ドヒドイデピクシーの並びは継続して使っていこうと思います。
最後になりますが、本記事を読んでいただきありがとうございました。
来シーズンも頑張ります!
エスバ環境適応ドヒドアマガピクシー [S7最終97位/レート2054]
[初めに]
はじめまして。SHOGINGです。
S7シングルレートお疲れさまでした!
前期から使っていた並びで最終二桁を取ることができたので、記念に記事を書かせていただきます。
来期は環境が大きく変わることが予想できますが、今後の受けサイクル構築の参考になればと思います。
[構築経緯]
前期より使用しており、手に馴染んだ並びであるドヒドイデ+アーマーガア+ピクシーを軸とした。
↓
きつい身代わり展開や、中速高火力で前のめりに殴ってくる相手に対して刺していけるようにすり抜けドラパルトを採用。相手から考慮外の技であるソーラービームを採用することによりeasy winでの勝ち星を増やせるようにしている。
↓
受けサイクルでネックになりがちなトゲキッスに対して単体で切り返せるコマとして、チョッキドリュウズを採用。構築できつい電気の一貫を切る役割もある。
↓
汎用性を保ちながら扱えるエースバーンに対する比較的安定した回答として、HBカバルドンを採用。ラムビルドエースバーンに崩される確率を落とすために、ダイスチルの媒体となれるアイアンヘッドを使用している。
[コンセプト]
・相手のダイマターンを受け駒で枯らし、こちらはダイマ適正の高いポケモンで前のめりに来た相手を崩しやすくすることで、相対的なダイマックスの価値を高める。
・奇襲時以外は相手のダイマを見てからこちらのダイマを合わせることで、面倒なダイマ択を防ぎ、プレイングの安定化を図る。
・受け、奇襲、TODも視野に入れた勝ち筋の分散。
[個体紹介]
ドヒドイデ @黒いヘドロ
性格 : 穏やか 特性: 再生力
技 : ねっとう/どくどく/自己再生/トーチカ
数値: 157(252)-x-185(100)-73-200(156)-49
HDベース
構築の核。主なダメージソースとして機能する。
前作からHDヒトデは使い続けていたため手に馴染んで非常に動かしやすかった。
ダルマはグラススライダーゴリランダーの影響か、環境から死滅したので、HDぶっぱでもいいかもしれない。
ドヒドイデにはくろいきりが絶対に必須であると考えているが、ピクシーと組む場合に限っては積み技へのフォローが効くため、トーチカを採用しても許されている。
ドヒドイデのトーチカを使いたいがためにこの並びを組んでいるといっても過言ではない。
積極的に初手に出していき、一度でも多くどくどく、熱湯を多く打てるように立ち回る。
Sは同族とのTODで優位に戦うためにてきとーに数値を落としていたが、カビゴンに上を取られる方がデメリットであるので、素早さはVにすることを推奨する。
ピクシー @食べ残し
性格 : 穏やか 特性: てんねん
技 : ムーンフォース/願い事/まもる/火炎放射
数値:202(252)-x-94(4)-115-156(252)-80
HDぶっぱ
構築の軸の一匹。毒を入れてドヒドのトーチカ+ピクシーでの守ると願い事でガリガリ体力を削っていく。
ロトムやキッスなど、一瞬で受けを崩壊させる強力な特殊積みアタッカーへの回答となり、詰ませ性能が非常に高い。
ただ、実際にはキッスは無限にひるませてきたり、受けのタイミングでダイマを切られると残りHP次第では受からなくなってしまうのが怖かったので、後述するドリュウズでできる限りキッスを見るようにしてた。
このポケモンは数値が想像以上に高くないのでHP管理が一番難しく、また倒された瞬間積みアタッカーでggになる場面が多いため、プレイングが非常にシビアである。
火炎放射はアーマーガアや交代際にドリュウズに対して負荷を与えるために採用したが、一度も打った記憶がないので、ステロや10万ボルトなど、他の技にしてもいい気がする。
アーマーガア @フィラの実
性格 : 腕白 特性: ミラーアーマー
技 : アイアンヘッド/ボディプレス/鉄壁/羽休め
数値: 204(244)-107-172(252)-x-107(12)-87
HBぶっぱ 混乱実発動機会を増やすためHを4nにだけ調整
構築の軸。選出時にはめちゃめちゃ活躍してくれるが、電気に大きく隙を見せるため極力選出をためらってしまうことが多く、扱いが難しいと感じている。
ただ、浮いている受けポケモンがいるのといないのとでは相手の選出や行動が大きく変わるため、いるだけで仕事をしてくれると感じている。
ゴリランダーを唯一安定して見れるコマであるため、今期は登板機会が多くなった。しかし、対ゴリラ+特殊電気ATの並びはサイクルで不利をとるので、今後数が増えるようになればしっかりした対策を組み込まないと勝率が落ちると思っている。
カバルドン @オボンの実
性格 : 腕白 特性: すなおこし
数値: 215(252)-132-187(252)-x-92-68(4)
HBぶっぱ
今期はエースバーンを対処できないと詰んでしまうため、汎用性を保ちながらある程度見れるコマとして採用した。一定数いるパッチラゴンにも強い。
技構成として、アイアンヘッドが珍しめではあるが、対エースバーンでダイスチルを打つことで相手がダイマしてきても崩されないようにするためである。
しかし、実際はそれほど生きる場面がなく、どちらかというと構築で呼ぶトゲキッスやエルフーンに対して負荷をかけていく使い方の方が多かった気がする。
持ち物は、確定二発で崩されないようにするためのオボンの実である。
今期流行っていたアッキの実にしなかったのはこの構築がサイクルを回すのを前提としており、交代が多くなるので使いづらいと思ったからである。
性格 : ようき 特性: すなかき
数値:187(12)-160(36)-81(4)-x-111(204)-154(252)
調整は有名なやつを使わせていただいた。キッスに対して単体で安定して切り返すために採用している。
特性が砂かきなのは、一定数いる弱点保険キッスにダイジェット→ダイバーンで崩されないようにするためである。
副産物として、カバドリで選出した時にドラパルトなどの高速ポケモンを抜いたり、ドリュウズに対して確実に先手を取ることができたため、プレイングの幅が広がったと感じている。
素早さ、耐久、火力どれも高水準であるため、シンプルに殴り合っても強かった。選出時にはダイマックスさせることが多く、チョッキとダイマックスの相性の良さを改めて感じた。
ドラパルト @命の珠
性格 : 控え目 特性: すり抜け
技 : 流星群/大文字/10万ボルト/ソーラービーム
数値: 163-x-96(4)-167(252)-95-194(252)
CSぶっぱ カバルドンを一撃で倒しやすくするためにC特化している。
※無補正H252-D116振りカバルドンまでは珠ダイソウゲンで確定一発
今回の地雷枠兼ダイマエース。
体感として5戦に1回くらい奇襲による勝ち星を稼いでくれた。
PT全体の素早さ水準を高めたり、身代わりに対応できたり、受けサイクルの穴を埋める唯一無二の性能を持った今作最強のポケモンである。
今回の技構成には地雷枠として、ソーラービームを採用している。
現受けサイクルにおいて、初手のカバルドン展開を誘って崩壊させるために、相手から見えない草打点というのが非常にキーになっていると考えている。
前期は剣舞ウッドハンマー命の珠ミミッキュで初手のカバルドンを仕事させずに倒してeasy winを量産していたが、今期はエースバーンの台頭によりHBに厚く振ったカバルドンが多くなると予想したため、ドラパルトの珠ダイソウゲンで一発で倒せるのではないかと思いこの型に考えついた。
実際ほとんどのカバルドンを初手で一撃で倒してくれたので上手く環境にマッチしていたと感じた。
相手から見えない高火力草打点は対カバルドンだけでなく、ミトム、ラプラス、アシレーヌ、ホルードなどの受け構築を使う人にとって常に頭を悩ませるポケモンへの奇襲となり得るので、もしこれらのポケモンに悩まされていたら是非一度試してみて頂きたい。
ただ、ほぼダイマ前提での使用となっているので、相手のダイマでの切り返しに対してこちらはダイマがない状況で凌がなければならないということに、選出時の段階から意識しておく必要があることに注意してほしい。
[選出]
崩されないことを第一に、先に数的優位をとれるような選出を心掛ける。
よくある並び
・ドラパルト+受け二枚
: バランスが良く、数的優位も取りやすいので一番多く選出した。
・ドヒド+アマガ+ピクシー
: 軸三匹で対応範囲は広いが、処理速度が遅く、簡単にはめられがちなので確実に受けまわせると判断したときしか選出しない。
・ドラパ+ドリュ+カバ
: カバ+キッス+エースバーンのような並びに選出する。初手ドラパでカバを倒し、キッスにはドリュウズ、エスバにはカバを合わせて逃げ切りを図る。カバのすなおこしで上からドリュウズで殴る勝ち筋を頭に入れておく。
・ドリュウズ+ピクシー+ドヒドorアーマーガア
: 対受けループ ピクシーの願い事でドリュウズを回復しながらつのドリルの試行回数を増やす。数的優位をとったらTOD。
[結果]
最終97位/レート2054/TN:SHOGING
[最後に]
ここまで記事を読んで下さり、ありがとうございました!
今シーズンは初めて2桁に乗ることを目標としており、最終日午前4時の段階で70位くらいになり撤退し、終了直前まで3桁まで落ちないか祈ってるだけになってしまいましたが、結果には非常に満足しています。
チキらずにもっと戦っていればさらに上を目指せてたかなと思うくらいには、環境に適応した良いPTであったと感じています。よければ是非一度使ってみてください。
来期は大きく環境が変わることが予想されますが、今期の結果を超えられるように頑張りたいと思います。できるだけこの並びで環境に適応していこうと考えています。
最後になりますが、ここまで長く拙い文章を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!!